水晶はパワーストーン

願いをかなえることができる天然石を「パワーストーン」と呼んでいます。パワーストーンを身に着けるというのは、古来からある習慣で、古の頃から人々は宝石を身に着けていました。日本でも最近見かけるようになりましが、欧米をはじめとして海外では男性も「お守り」としてルビーなどの宝石がついた指輪をしている姿を見かけます。その他にも、マヤ文明やアステカ文明ではヒスイに特別な力がある信じ呪術の道具として用いていたそうです。ヨーロッパでは、アメシストには毒を防ぐ力をもっていると信じられていたそうです。日本でも、伊勢の二見ヶ浦にある夫婦岩のように岩を信仰の対象として奉っている例は多くみられます。このようなことは、人類は石や岩に特殊な能力があると感じていたという証拠ではないかと思います。


しかし、どうして岩や石に特殊な力が宿っていると人々は感じていたのでしょうか。それは迷信だと科学的合理主義者は言うかもしれませんが、そのような人でも、鉱物の持つ特殊な力を利用しています。古く言えば、後期旧石器時代や縄文時代には、刃物として利用されていた黒曜石。その切れ味の良さから、海外では、現在においても外科手術のメスとして使われています。その他にも、ダイヤモンドはその硬さから、切削加工工具や研磨剤として利用されています。多くの人が水晶振動子を用いたクォーツ時計を利用していますが、これは水晶に、交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動するという性質を利用したものです。水晶はパワーストーンの中でも強力なパワーストーンとして扱われますが、このようにな特定の周波数に対して反応するという特性がパワーストーンとしての力を持つことがパワーストーンたる所以なのかもしれません。さて、鉱物は全て、結晶構造と化学組成によって区分されています。つまりグラファイトとダイヤモンドは化学組成は同じ炭素ですが、結晶構造が異なるために全く違った物性を持ちます。


また、アレキサンドライトという宝石は、昼の太陽光下では青緑、人工照明下では赤というように色が変化しますが、このような不思議な力も鉱物に含まれる化学組成によって説明されます。このようなことから、単に迷信と切り捨てず、科学的にも半分ぐらいはパワーストーンの持つ特別な力を信じられるような気がしてきます。また、単なる迷信としてしても、パワーストーンを持つことにより心理的な効果で願いが叶うこともあるののかもしれませんから、是非、パワーストーンをひとつぐらいは持っていてもいいのではないでしょうか。